荒海ホタテ

野田村の沖合、波の荒い外海で育てられ、内湾で育つものより大きくて肉厚なのが荒海ホタテ。
甘みも旨みもぎゅっと凝縮されています。球状にふくらんだ貝柱は絶品です。。

野田村の荒れる海が、ホタテを旨くする

「野田の「荒海ホタテ」を見たら、きっと誰だって驚きます。はみだしそうなほど大きく肉厚の貝柱。プリプリの食感と、ぎゅっと詰まった甘みと旨味。「ホタテなら、荒海ホタテがいちばん」と、地元の人が得意げに話す理由がよくわかります。一般的にホタテの養殖は内海で行われますが、「荒海ホタテ」が育つ野田湾は外海で、波が荒いうえに潮の流れが速く、きれいな海水が流れ込むため、エサとなるプランクトンも豊富。そのため、大きくても雑味がなく、肉厚で身の締まったホタテに成長するのです。

 

とはいえ、野田の海は荒海。荒れて船を出せない日も多く、危険と隣り合わせ。燃料などのコストもかかります。また栄養豊富な環境ではホタテ以外の貝もよく育ち、養殖網にびっしりと貼り付くため、その除去にも相当な手間がかかります。外海での養殖はリスクが大きい。それでも「このおいしさを届けたい」と、「荒海団」と呼ばれる漁師さんたちは命がけでがんばるのです。

こうして水揚げされたホタテは、海水で洗浄した後、蓄養施設に移され、海底から汲み上げるきれいな地下海水で一時保管。その後、冷却清浄海水で出荷を待ちます。ホタテが好む冷たい海水をふんだんに使い、暑さに弱いホタテのストレスを極力削減するのも「荒海ホタテ」のこだわりです。

 

また、野田村は中成貝(殻長9m未満の若いホタテ)の出荷が許可されている県内唯一の産地。そのふっくらとした貝柱の繊細な味わいは、大きなホタテとはまた違った味わいです。

 

毎年12月に開催される「野田ホタテまつり」は、「荒海ホタテ」を蓄養施設から直接購入できる年に一度のチャンス。ホタテ釣りや漁師料理も楽しむことができ、毎年大勢の人でにぎわいます。東日本大震災による津波で、蓄養施設や養殖場は大きな被害を受けましたが、現在は順調に回復しています。

野田の海がくれたおいしいたからもの。村自慢の「荒海ホタテ」を、ぜひ味わってみてください。

 


岩手野田村荒海団
安藤正樹さん

誠実で確かな「おいしさ」を約束します

ホタテを養殖する際は、稚貝を他の産地から購入し育てることが多いのですが、「荒海ホタテ」は、ラーバと呼ばれる幼生も野田の海から採取しています。

美味しいホタテに育つよう、赤ちゃんから大人になるまで手間暇かけて野田の海で育てています。

どんなに海が荒くても、コストや手間がかかっても、水がきれいでエサが豊富な外海での養殖にこだわり、出荷まで大切に育てる「荒海ホタテ」は、自分で言うのもなんですが本当においしい!ぜひ一度、食べてみてほしいです。



荒海団は、今日も命がけで船を出す

「旨いホタテを、たくさんの人に食べてもらいたい」その固い信念のもと、荒れた海に船を出す漁師と、彼らを支える家族や仲間たちが、荒海団です。口ベタだけど、心は熱い。村の子どもたちが「荒海団」に入りたい!」と言ってくれる日を夢見て、学校の給食時間に「荒海ワカメの漁について語ったり、全国的にも珍しい方法で「荒海カキ」を育てたり。おいしい海の幸を届けるため、日々たゆまぬ努力を続けています。


外海が育てる絶品ワカメ

潮の流れが速く、栄養も豊富な野田村の荒海は、ホタテだけじゃなく、しっかりとした歯ごたえの、香りのいいワカメも育ててくれます。

そんな野田のワカメを使った「塩蔵ワ カメ」は、生ワカメのシャキシャキの食感や磯の風味はそのままに、うまみをぎゅっと凝縮。

余分な水分を徹底してしぼるこだわりの脱水と必要最小限の塩分が質のよさの証です。毎年のように入札価格日本最高値がつけられるという、まさに日本一の美味しい塩蔵ワカメ。村内の道の駅や産直などで手に入ります。


野田の海は三陸海岸の魅力が凝縮

烏帽子岩

えぼしいわ

十府ヶ浦海岸の南に位置 する玉川海岸に浮かぶ、その名のとおり、えぼしの形をした岩。青い海原から突き出すその姿は、奇岩怪岩が続く玉川海岸の中でも代表的な景勝地です。

大唐の倉

だいとうのくら

野田港に突き出した古第三紀凝灰岩の断崖で高さ50m。平家や宋の高僧が漂着したとも伝えられています。ここからの海岸美も見事。

西行屋敷跡

さいぎょうやしきあと

西行法師が、玉川海岸の景色の美しさにひかれ、しばし草庵を結んだところ。玉川海岸近くの高台にあります。


ジェイプランニング

PRODUCTION

バラ輝石のジュエリー加工・販売

オーダーメイド製作

催事出店

体験教室開催

INFO

てしごと屋本店

岩手県九戸郡野田村大字野田第20地割43番地1 

電話:0194-66-7177

営業:10:30〜16:00

定休:毎週火・土・日曜日

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