野田の自然と希望がギュッと詰まった「元気の源」
古くから岩手県北部の山野などに自生する「山ぶどう」。古くから滋養強壮や貧血(増血)にいいとされ、その果汁を愛飲する習慣がありました。野田村では、自生する山ぶどうから優良な系統を採取し、栽培に取り組んできました。
その規模は、栽培面積日本一を誇る岩手県でもトップクラスです。 三陸沿岸特有の冷涼な気候(やませ)でじっくりと成熟する野田村の山ぶどうは、自生のものに比べて糖度が高いのも特徴。小粒で種が大きいため、果肉部分も絞られる果汁も少量ですが、ジュースやジャム、スイーツなど、さまざまな産品に利用されています。
さらには「この希少な山ぶどうを、もっと多くの人に味わってもらいたい」と、2016年に村内初のワイン醸造所「涼海の丘ワイナリー」を新設。野田村の自然と人々の思いがぎゅっと詰まった山ぶどうワインは「紫雫(しずく)」と命名されました。
フルーティーで甘みと酸味のバランスがいい「ロゼ」、複雑で芳醇なヨーロッパスタイルの「赤」、樽で長期熟成した奥深い味わいの「樽熟成」の3種類を醸造し、ワイナリーに隣接する旧玉川鉱山坑 道に貯蔵。年間温度8~12度、湿度80%前後という、ワインにとって理想的な保存環境の中で、ゆっくりと味わい深いワインに仕上がります。
太平洋を一望しながら、おいしいワインをテイスティングルームで試飲や購入ができる施設です。
電話 |
0194-75-3980 |
営業 |
09:00~17:00 テイスティングルームは4月~8月の土・日曜、祝日のみ営業 |
定休日 |
不定休 |